第5話
鳥が恋してズッキュンバッキュン

-A BIRD'S LOVE POTION-

脚本:江夏由結/絵コンテ:菱川直樹


※今回、レジェンズに出会った経緯メインで感想とは言えない記事です。
《読んだ時間返せ》状態になると思われますので先に進む方は
心してお逝きな行き下さい




その日、何の番組を見ていたのか未だに思い出せない。

当時私はあるアニメに自分の常識を覆され、打ち砕かれ、熱狂し、
そして今一度熱い思いを味わうため、その惰性でアニメを見続けておりました。

よほどその時の衝撃が強かったのか
物心付いてから書き綴っていた自分の作品にも全く手が着かなくなり、
明けても暮れてもそのアニメのことが脳裏から離れず、
放映中は火曜日を中心に世界が回っていたものでした。

ですがそれから10年以上も経ち、
あの時の感動は奇跡のような物だと漸く気が付き始めていたのです。
一生の内でそう何度もあの時のような作品に出逢い、
感動を味わうことは滅多にないのだと。

私は再び自分の作品に取りかかるようになりました。

以前のように殆ど誰にも見せることのない作品を書き綴り、
その合間にのんびりTVを見る日々。

その日、何の番組を見ていたのかやはり思い出せません。
いつものようにボーっと画面を見ていたら突然それが視界に飛び込んできたのです。

CM。

当時、なんのCMだったのか分からなかった私は食い入る様に画面を見ました。
アニメ?おもちゃ?ゲーム?
白い鳥の翼を持った竜が視界に入り、その造形に目を奪われました。

( ゚д゚)ポカーン

その時書いていた自作品の登場人物(創作キャラです。閲覧注意)

私は井の中の蛙で、こういう物を好んで書くのは自分くらいだと思い込んでいましたし、
当時、世の中に同好の士が他に大勢いることも知りませんでした。

ともかく、そのCMを見た時、ドキッとしたのです。
こういう形の物が好みで、そういう物を書いていて、それが動いているのです。
ドキッとするよね。

そしてCMが終わる時、例のロゴが出てきました。

レジェンズ

そのロゴは二頭の竜が組み込まれ、副題も 〜甦る竜王伝説〜。

ドラクエ?

いやいや、期待しちゃ駄目です。
ドラクエもプレイした時、「竜の探索」にもかかわらず、
見つけた竜を倒さなくてはならなかったじゃないですか。
主人公人間だし。

同じ「竜の探索」でもマキャフリーのパーンの竜騎士みたく
竜と人がイチャイチャイチャイチャイチャイチャな
パラダイスを繰り広げるものとは程遠いのです。

間違ってもレンズマンに出てくるウォーゼルみたいに
紳士的で知的な竜など一般受けはしないのです。

竜は倒すべき悪。
聖ゲオルグやスサノオのオロチ退治の昔からそう決まっているのです。

民話でも、お酒を振る舞ってくれたお姫様に恋した蛇の化身が大きく立派な竜になって
若侍姿で貢ぎ物持って礼を尽くして求婚しても姫のお父君に「これでもくれてやるわ!」
とムチ打たれる、そんな酷い運命が待っているのです。

竜虐待反対!

すいません。脱線しました。

とにかく作品名は分かりました。
早速検索です。

レジェンズ レジェンズ
日曜朝9…

そんな朝早くから起きられるか (#゚Д゚) ゴルァ!!

当時私のビデオデッキは壊れ、タイマー録画が出来ませんでした。
いつも録画はリアルタイム。
録画するその時間、私はいつもTVの前。
みんな貧乏が悪かったのです。

ところがところが。

当時私はたまに早起き出来た日曜は仮面ライダーオンドゥル
(仮面ライダー剣[ブレイド]のこと)をオンドゥル語も知らずに見ることがあったのです。
なぜならカマキリやカブトガニの造形にも弱かったからです。

あ。仮面ライダーの後、続けて見ればいいじゃない。
ほくほく。

ところがです。
どこの放送かチェックしてなかったのです。

その内見られればいいや。
そのくらいの認識でした。

この馬鹿者がー!!! (雄山)

そんなわけで辿り着いた時は既に第5話だったのです。



さて、ここからもう一度注意書きです。

レジェンズを心から崇拝していてどんな小さな言葉の綾も許せない方は
ここで引き返した方が賢明です。

この先は危険です。

なぜなら当時レジェンズのファンでも何でもない只の人が
ボーっと見た感想だからです。

過去に見た別作品とひたすら比較しまくっています。

ご飯食べながら、茶碗洗いながら、余所見をしながら見ているのです。

ここから先は気をつけなされ……気をつけなされ……



*     *     *


これかな?それともこっちか?
チャンネルを変えながら辿り着いたレジェンズ。

あれ?この絵……前にも見たな。
NH○教育じゃなかったのか!

はい、どうやら私は以前英語A太を見てレジェンズを
子供番組の英会話コーナーだと思っていたようなのです。

N○K教育じゃないんだ……
あれ?アメリカなのに日本人の子供が居る。

やっぱ英会話なら登場人物の名はケン、マイケル、メアリーなのかな。

シュウ、マック、メグでした。

そして。

ピカ○ュウ!ピカチュ○いるよ!黄色くないよ!青くて白いよ!

ああ、物を投げないで下さい。
ねずっちょ見た時の印象がポケモ○だった人は全国に結構いると思うのです。
私は類似番組なのだなと思ってしまいました。

あっ!妖鳥シ○ーヌ!

アンナちゃんでした。

BBだ!どう見てもBB。

J1、J2の事です。
昔、ブルースブラザーズという映画があったのです。略してBB。
音楽物だったような気がします。
主人公の兄弟は黒いスーツ、ネクタイ、靴、サングラス、ソフト帽という格好で
兄が背が低く小太り、弟がノッポでスレンダーだったと思います。

え?上司はこの人なの?タイムボカンシリーズのドロンジョ様的な布陣?
何だかしらんが凄い髪型だ!
この髪型をデザインしたのも尊敬に値するのですが
紫の髪に赤い瞳という組み合わせも初めてだったので何やら見とれてしまいました。

こんどこそBBです。
私はこの時JJ、BB、と覚えて後に混乱してしまいました。

鳥捕り名人のことは覚えていません。

ピ○チュウが突然巨大化し、大きな白いドラゴンになったからです。

ネズミがでっかい竜になったー!!
なに、この竜の蓮っ葉でニヒルな喋り、目つきの悪さは!
痺れるー!!


と、興奮してたらあっと言う間に元のネズミに。

え?出番これだけ?

後にはポツーンとした淋しさが残るばかり。
何だか物足りない……もっと見たい。

と、余韻に浸る間も無くEDが始まりました。

なぜに山本リンダ


わははははははは!!!
油断していて受けてしまいました。

ちょww子供番組で山本リンダw
いいのか?これ。



一体全体このアニメはどんなアニメなんだー!!



次にレジェンズに出会うのは紆余曲折の末、ぬこ博士の第9話となるのでございます。








作成完了日:2007/04/09