レジェンズ・ルーン
※この解説には不確かな部分があります 御注意下さい



 ランシーンの股間に燦然と輝く黄金の文字 ルーン
 初登場時、ルーンを知る方はレジェンズ最後のオチまで読んでしまって頭を抱え、
 知らない方はふんどしメロンと叫んだあの文字

 ルーンは北欧の古い文字で
 一説によれば北欧神話の主神オーディンが作ったとか作らなかったとか
 ファンタジー作品や特撮、ゲームなどでも目にした方は多いのではないでしょうか

 私は遥かな昔、友人から借りたクリスタルドラゴンを読んで知りました
 題名見て借りたのにドラゴンあんまり出てこないよドラゴン
 ニーベルングの指輪では退治されちゃうよドラゴン
 ファーフナーは巨人だと知ってちょっとがっかり感
 ドラゴラムの人はドラゴンじゃないよ

 北欧ヴァイキング漫画家と言えばあずみ椋さんであります
 神話って男神様が子供産んだりするから油断できません

 置いといて

 以下、レジェンズに出てくるルーンの解説です
 ガンガンネタバレしてるのでレジェンズ未試聴の方は注意です

ランシーン

 NYD ニイド/ナウシズ
 《意味》 必要性 苦難 束縛 抑制の必要性 棒
 《対応アルファベット》 N

 メロンのメ ×ではありません
 ×は贈り物とかプレゼントの意味を持つルーンになります
 そっちの方はギフとかゲボとかギュフ とかいう発音になります
 まるでランシーンが縛られて痛めつけられてるようです
 それでは嗜好が特殊なサービスになってしまいます

 とりあえず、縛られたランシーンが、あまりいいものではないが仕方ない
 とか言ってるようなルーンです カタチ的には縦棒にちょん、です

 意味も棒です 股間に棒という意味のルーンを付けてるなんて18禁もいいところです

 はい、こんな風な解説が続きます 真面目な解説読みに来た人はもうがっかりです
 早めに帰った方が傷が浅くて済むページです
 すみません 本当にすみません


 HAGEL ヘゲル/ハガラズ/ハガル
 《意味》 雹(ひょう) 破壊的な自然の力 計画の失敗 
 変化 中断 嵐 地震 豪雨
 《対応アルファベット》 H

 地震雷火事親父 そんなルーンです
 しかも綴りを見ると禿げています つまりウインドラゴンは髪が生えてるから禿げるのです
 この哀しみと悔しさはブレイズドラゴンにはきっとわからないでしょう

 おそらく自然の化身であるレジェンズがふるう攻撃力を現すものと推測されます
 棒の下にはその威力が記されていたのです ますます危険な表記です
 ランシーンは一体何を考えているのでしょうか

 余談ですが一般的に人気があり、占いなどで使用されているルーン文字は
 主に「共通ゲルマンルーン文字」(ゲルマンフサルク)になる物と思われます
 メロンのロを調べていてどこにもないよとお嘆きの方が多いのは
 そこでメロンのロ、ハゲルヘゲルはNやHに近い形をしていたからだと思います

 ランシーンのハゲ…ヘゲルはどちらかというと
 アングロサクソンルーン文字に近い形状かと思われます
 スカンジナビアルーン文字になると*です
 流石にここでボケると年齢制限を越えてしまうので突っ込みません
 

 EOH エオ/エイフワズ/ユル
 《意味》 防衛力 いちいの木 死 注意深く計画する必要性
 《対応アルファベット》 E

 はい、最後の一文字はユルです
 放映中、この文字を調べた方がいらっしゃり
 ラスボスじゃないかと取りざたされたユルです
 股間の最後にこの文字を持ってきたランシーン
 そっと心に秘めていた秘密を知ってしまい思わずランシーンの肩を叩きたくなります
 
 ユルの気持ちも分かりますが妻子持ちのしかも人間相手に
 告白できなかったランシーンの気持ちを思うと切なくてキュンとなるのでございます

 秘めた恋 いえ、タロットカードの「月」の様に水面下で暗躍する様を現しているのでしょう


シロン

 WIN ウイン/ウニョー
 《意味》 幸せ 喜び 牧草地 光 洞察力 復旧
 《対応アルファベット》 W

 目の前にルーン文字がとっくの昔に飛び回っていたことに気付いたのは
 ランシーンの股間文字が現れた後のことでした

 そう、シロンの金の首輪です
 どう見てもPです どう見ても矢印です どう見てもただのSです
 それが蓋を開けてみればシロンは首輪にウインのルーン文字をくっつけていたのです
 だからウインドラゴンなのでしょうか 風のウインドではなかったのでしょうか
 まるで体操服の名札にデカデカと「シロン」とかかれているかのような開けっぴろげさです
 「君、名前は?」 「……」 「あ」

 灯台もと暗し

 眼鏡をかけたまま眼鏡を探していたような気持ちになりました ウニョー
 すいません 叩かないで下さい 物を投げないで下さい


 TYR テュール/ティウ/ティワズ
 《意味》 戦士 正義 壮麗 栄光力 強い行動 根性 星 勇気
 《対応アルファベット》 T

 北欧神話における戦いの神、テュールのルーンです
 戦いの神の加護があるからケンカっ早いのでしょうか
 グリードーを見ているとシロンの方が余程凶暴な気がしてきます
 あそこまでサーガをないがしろにするレジェンズも珍しいような気がします

 思えばガリオンにも初っ端から喧嘩を売っていました
 風のレジェンズが土属性最強のレジェンズに 命知らずもいいところです

 ランシーンは賢い子なので身の程をわきまえて丁寧な応対をしていました
 なのにシロンと見比べられた挙げ句疑われて
 
 竜を見かけで判断するなんて酷い仕打ちです


 SIGIL シギル/ソウェル
 《意味》 全体性、生命力 太陽 輝き 創造 成功 熱 健康 調和
 《対応アルファベット》 S

 はい、シロンのSだと信じて疑いませんでした
 それ以外の何だとさえ思っていました
 
 こうしてみるとランシーンの文字とは違い、シロンのルーンは目出度い尽くしであります
 ずっと地球のためにコツコツ働いてきたランシーン
 この身が汚れてもかまわないとばかりにネクロムまで使ったランシーン
 なのに世界を救うのはシロンなのです そしてランシーンは誰にも知られず消えていきました
 そういうものだとマーフィーの法則に入れておいてあげて下さい

 ランシーンは見返り求めて行動したわけではないので気にしてないんでしょうが


ガリオン

 EOLH エオル/アルギズ
 《意味》 保護、防衛、忍耐力 セッジ(スゲ科の植物。沼地に生える)
 大鹿 庇護 隠れ場所 警告 パトロン
 《対応アルファベット》 X

 ガリオンの後足、金色の足輪に刻まれてるルーンです

 忍耐力がないからこのルーンの加護で強化してるのでしょうか
 防御力もありますがガリオンといえばなんといってもその攻撃力
 属性チェンジもそうですが女性である前にまず戦士でございます

 エレメンタルレギオンに破壊された土地の花や木を心配したり
 マックとデートした時、昔はもっと緑が深かったと言ってしまう辺り
 なんとなく植物贔屓のイメージがあります

 それが人間やレジェンズ相手となると、マック返せの言葉にサーガのことか?
 と、なんとなくサーガは犠牲になって当然、協力して当然という風情を見せたり
 一頭しかいないウインドラゴンであるシロンの無礼さに会話中クロスブロウザン出しかけたり
 気性の荒さが見え隠れ
 グリードーはそこんところ知り尽くしてるのか見て見ぬフリです
 
 というか、このルーン、正にグリードーに相応しくはないでしょうか
 シロンの言動に耐え、自分のサーガだけに留まらずマックやシロン達を心配したり
 昔なじみが助けを求めれば気さくに声かけて
 ウォルフィとリーオンもディーノというパトロンを得てしまいました

 おそらく人類への警告者という意味でガリオンなのだと解釈しておきます 


ラド・ヘップバーン

 RAD ラド/ライゾー
 《意味》 輪 運命 旅、馬に乗る 騎馬 知識の探求 移動、継続
 《対応アルファベット》 R

 文字としては出てきませんが話の重要な鍵を握るルーンです
 
 ユルを操っていたジャバウォック 
 しかしその恐怖の根元はラドさんだったのです
 運命を司る女神ノルンは運命を左右する者でありながら表舞台には出てきません
 ラドさんも表舞台には殆ど出てきませんでしたか結果として
 この戦いはレジェンズVSラドさんなのです

 最後にランシーンは彼女(人類)を怖がらせてしまったことを反省していましたが
 ランシーンも好きで怖い顔に生まれてきたわけではありません
 でももしその場にいたのがシロンだったら「よっ。かわいこちゃん」と手を振って
 ラドさんも気絶するほど怖がったりしなかったことでしょう
 不憫なウインドラゴンです


サーガ達

 MAN マン/マンナズ
 《意味》 人間 自己 自我 自己反省 謙遜
 《対応アルファベット》 M

 最後の一文字は迷った挙げ句マンナズ《人》です
 もちろんこれはサーガを表しています
 北欧神話での「物語」をサガと言いますが
 サーガという単語がここから取られたのだとすれば
 サーガ達は物語を紡ぐ人、という意味になるのでしょう

 ランシーンには物語がありませんでした
 未来が見えても過去はなく、やることは分かっていてもしたいことがありませんでした
 だから「心」を得たときあんなに幸せそうだったのでしょうか

 最終回直前の復活でも相変わらず、地の底から響く悪役のような笑い方で
 シュウもわるっちょ!とか言ってましたが、素で笑ってああだったんですね

 ところがそのすぐ後です
 シュウが、サーガの中でシュウだけがランシーンの見た目に惑わされず問いました
 いいっちょ?と
 シュウはふざけていて いい加減で 臆病者で 弱虫で 狡くて 開き直ったり拒絶しますが
 ものの本質をマックさん以上に直感で感じ取っているような気がします
 
 キザ夫への抱きつき攻撃、ウインドラゴン合体からDWCでの大暴れ
 何も知らないのに知るはずがないのに
 本能的にしなくてはいけない行動を感じ取って動きます

 あのネッカチーフを出してランシーンを勧誘した時も確かに怖がっていました
 怖がりつつもこうしなきゃいけない、と思ったのでしょう

 そんなシュウだったからこそ
 ランシーンの身に絡み付いていた呪縛を解き放つことが出来たのかも知れません


 *付録
 《手持ちのルーンカードによる対応タロットカード》


ランシ−ン

 ニイド⇒]X 悪魔

 ヘゲル⇒]]T  世界

 エオ(ユル)⇒]U 吊された男

 がんじがらめの鎖から解き放たれ
  自らの身と引き替えに世界を救った者


 ランシーン鉄腕アトム説


 シロン

 ウイン⇒XV 力

 テュール⇒]T 正義

 シギル⇒]\ 太陽

 正義の味方

 お前がヒーローだ


 ガリオン

 エオル⇒X[ 月

 パニック症候群

 暴走ガリオンを助けようとしたグリードーが
  いきなりシロンに仕切られて驚いていた顔が忘れられない


 ラド・ヘップバーン

 ラド⇒X 法王

 人類愛

 人類の命運を握った主婦


 サーガ

 マンナズ ⇒T 魔術師

 絶対意志

 レジェンズの心をつかんで放さない子供達



 悪魔っぽい悪魔っぽいと言われてたランシーンの対応カードが
 まんま悪魔、地球大好きで世界、自己犠牲で吊された男という結果

 シロン、太陽のイメージですか
 力のカードと正義のカードは現在主流のウェイトタロット以前では
 丁度数字が逆転してるので今なお物議をかもしてるそうです
 なんだかシロンらしいなあ

 ブレイズドラゴンらしくないグリードーとウインドラゴンらしくないシロン
 そしてネクロムにしか見えないランシーン
 ドラゴンがみんな外してたところがツボです


 以上、ブラウザバックでお戻り下さい